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イラストレーターまえかわひろし の絵具箱

少しピントのズレた目で、日常をスケッチして行きたいと思います。

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林明子さんの原画展に行って きました。


林明子03


子どもが小さい頃寝る前によく
絵本の読み聞かせをしていました。
読んでいるうちに、子どもより先に
眠ってしまう事が多々ありましたが、
よく読んでいた絵本の一つに「はじめてのおつかい」があります。

林明子01

下の子どもの育児で大変なお母さんの代わりに
牛乳を買いに、はじめて一人でおつかいに行く小さな女の子。
途中、自転車に驚いたリ、お金を落としたりと、
ドキドキすることが次々でてきます。

この絵本
描かれて41年経ちますが、ほとんど古さを
感じません。
おそらくだれもが小さい頃に経験する、
初めて一人で社会に出て行ったときの
不安と興奮は普遍だからかもしれません。

この絵本の絵を描いた
林明子さんの原画展に行って
きました。
開館15分前に美術館(伊丹市立美術館)に着いたのですが
10人ほど人の列が出来ていました。
会場を出る頃には、入口は長蛇の列で入場制限されていました。
スゴイ人気です。

「おふろだいすき」の絵本、最初小さな風呂場の中から
ウミガメ、ペンギンと出て来るのですが、カバが出てきて、
最後はクジラも出てくる普通なら信じられない世界が描かれて
います。その信じられない世界に登場する動物は結構
リアルに描かれています。

絵本の虚構の世界に、現実感のある風景を絡み合わせ
奥行きのある世界を創り出しています。
どこでも見られる風景だが、どこでも見られない風景を
創り出しているのが林さんの
絵本だと思います。

林明子02

小さな子を抱いて来ている若いお母さんがたくさんいました。
そのお母さんも幼い頃に母親に読んでもらっていたのでしょう。

若い男性も意外に多く、グッズも買われていました。

林明子さんの絵本は、
これからも息長く読み継がれていくのだな、と実感しました。



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  1. 2017/12/27(水) 21:29:25|
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京都の「誠光社」に行ってきました。

誠光社

先月、知人が「面白い本屋があるで!」と突然。
何が面白いのかと思いながら京都に行きました。

京阪神宮丸太町に有る「誠光社」。

店長さんは、知る人は知るらしい堀部篤史さん。

店長さんの講演会を聴いたという知人の話を訊くと、
街中の個人の本屋が経営難から消えて行く中、
出版会社と直接取引する方法を取り、本を厳選して
並べることで元気に営業している本屋さんらしいのです。

古い町屋の雰囲気を残したままリフォームされた店舗の中にはいると、
ヨーロッパ圏内の漫画(BD)あり、昔の「ガロ」時代を思い出す作風の日本の漫画あり、
どこかの美術館の目録の本とか、普通の本屋ではない本が小さな店内にぎっしり!


店内に流れる音楽も店長自らが選んだものらしく、本を読んでる間、決してじゃますることなく、
本棚と本棚の間を移動する時にすーっと耳に入り込んでくる瞬間もあったりで、
なかなかの心配りと感じました。

不思議の国のアリスに本屋があったらこんな感じなのかの気分です。

買うつもりも無く入ったのに、
手にはほしい中からやっと絞り込んだ3冊の本がありました。


京都に行った時に立ち寄りたい場所がまた一つ増えました。


  1. 2017/03/05(日) 18:43:23|
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アーサー・ビナードさんの講演会を聴いてきました。


この週末、梅で有名な和歌山県みなべ町に行って来ました。

その町ふれ愛センターで行われたアーサー・ビナードさんの講演会を聴いてきました。

アーサー・ビナード
アーサー・ビナードさんは詩人で、翻訳家、エッセイストです。

ここが家だ

私が知ったのは、絵本「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」の構成・文を手がけた人だということ。
この絵本は8年前、第12回日本絵本賞を受賞しています。

彼はアメリカ生まれで、大学で文学を専攻していましたが、
英語の26文字の世界から自由になりたいとの想いから、日本語の文字の表現の多さに惹かれ日本に
来たとのことです。

今まで英語メガネで世界を見ていたのが、日本語メガネで世界を見ると、
見る世界が、ガラッと変わったと話されていました。

「言葉が変われば、世界が変わる」

その後、日本からアメリカを覗くと、今まで気になっていなかったことが、
突然目の前に現れたとのことです。

Atomic bomb(原子爆弾)は原爆が日本に投下されるまでは、
英語になかった。それまでは秘密裏に原爆を開発していたが、一般市民には全く知らせていなかった。

投下後、アメリカの新聞がこの言葉を使うようになり、
そしてあたかも昔から存在していたかのように報道されて行った。
米国民に「この戦争を早く終わらせるには原爆投下は必要だった」とプロパガンダされた。

日本にも原子爆弾の言葉はなく、「ピカ」「ピカドン」と言う言葉であった。
等々、彼が日本語の言葉への「引っかかりフック」から調べていって知ったことです。

彼の言葉に対する世界観の大きさに感心ました。

彼の言った「使う言葉で自分の立ち位置が決まる。」
心に刺さりました。





  1. 2016/02/05(金) 08:28:31|
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人形絵本「まんまるパン」


まんまるパン

「人形絵本」と言うジャンルがあるとは知りませんでした。

人形を作り、それを少しずつ動かして写真に撮り絵本にした物です。
CGは全く使われてません。
現在この手法で作られた絵本は一冊もないと聞きます。

そんな中、その「人形絵本」を復活させた方がいると聞き、
大阪のユーラシア協会で行われたイベントを見に行きました。

人形作家のYoko-Bonさんと翻訳家の片山ふえさんです。

Yoko-Bonさんの話を聞くと、
「まんまるパン」の絵本の完成までに3年かかったとのことです。

ロシア民話のお話なので、
ロシアの世界観を出すのに大変だったと話されてました。
背景や家のデザインから、服のデザイン、各キャラクターのデザインと
試行錯誤の連続だったとそうです。

キャラクターのキツネの場合、最初
キタキツネのイメージで創ったのですが、
ロシア人のキツネのイメージは
体全体が真っ赤な色をした、ずる賢い女性のイメージと聞き
何度も作り直したとか。

なるほど、完成までに3年かかったことにも納得しました。

素敵な絵本に出会えました。

最後に「アナログの世界は面白いよ!!」の言葉が
耳にのこりました。

(今年の秋に、奈良県の図書情報センターで展示予定です。興味を持たれた方はぜひ!!)





  1. 2016/01/25(月) 19:21:32|
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伏見稲荷神社に行ってきました


申


年末、京都の伏見稲荷神社に行ってきました。
正月前なので、空いていると思ったのですが、大間違いでした。
ひと・人・ひとの波、初詣の様相でした。
有名な、赤い鳥居のトンネルを通ると、異国の言葉が聞こえてきます。

周りをよく見ると、ほとんどが外国の人たちでした。
これって、異次元に繋がる道なのかと錯覚するくらいでした。

そんな中、途中の店でこの絵本「おみやとかみさま」を見つけました。
日本の風習と日本神話が描かれています。

おみやとかみさま

発行は大阪府神社庁。初めて聞く庁です。
オープン価格なのか価格がどこにも記載されていません。

絵本の色味は、一時代前のアンチーク感を感じます。昭和の匂いがします。
今、この感じを絵にする人はいないと思います。

お店の人に聞くと「時々外国の人が面白がって買って行きますよ。」
とのこと。

やはり何か、稲荷山全体が異次元の世界でした。






  1. 2016/01/06(水) 09:42:40|
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