イラストレーターまえかわひろし の絵具箱

少しピントのズレた目で、日常をスケッチして行きたいと思います。

「クラーナハ展」行ってきました。



空気入れ02


クラーナハ展」に行ってきました。
あまり期待していなかったのですが、
面白かったです。

知人から「よかったよ!おすすめ!!」と言われていたので、
時間を取って行ってきて、良かったです。


クラーナハ展


実はこの画家の存在は全く知りませんでした。
解説によるとドイツ・ルネサンスを代表する
芸術家とのことです。

この画家、宗教画の延長で女性の裸婦像を結構描いています。

しかし、この画家が描く女性は
イタリア・ルネサンスで描かれていた理想的な女性像、女神ではなく、
「人間の女性」を描いています。

そのどれも、淫靡、艶めかしのです。

薄いレースの様な物を羽織っているのが、余計に女性の性を
感じさせます。

まさに、展覧会の副題「五百年後の誘惑」です。

また、宝飾品を身に付けていますが、この描写が異常に細かく
肉体から浮き立っているように見えます。

画面に引きつけられて、一度観ると忘れられなくなるのは、
こんな秘密が隠されているからではないでしょうか。

和歌山に住む知人に感謝です。

会期は4月16日まで。大阪の国立国際美術館。
興味のある方はお急ぎを!



スポンサーサイト
  1. 2017/04/12(水) 10:36:37|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「藤城清治 光の楽園展」に行ってきました。


人形


「藤城清治 光の楽園展」に行ってきました。

藤城清治展

今年新しく制作された大阪の絵、6mX3m四方の大作で
通天閣、あべのハルカス、大阪城からアメリカ村、天保山の観覧車、
梅田••••隅々まで全く手抜きなく描かれていて圧倒的な迫力を感じました。


期間限定ですが、影絵に明かりが入る瞬間を見せてもらえるとのことで、
開館時間の少し前から入館させてもらえました。
10時前にカウントダウンされ、その大パノラマ絵が
影から光を得る瞬間は、幻想的で静かで素敵な初体験でした。


制作中に脊椎狭窄症の手術をされたようですが、
93才のご高齢でなおこのパワー凄いです!



舞台裏も見れるように展示された影絵劇や、鏡と水に作品を写して
奥行きと永遠の広がりを感じさせてくれる展示の仕方もとても良かったです。
自筆の文字での作品への想いを読みながら、見応えのある展覧会でした。


まだまだ、お元気に作品を作り続けてほしいです。






  1. 2017/04/09(日) 10:41:39|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「モネ展」観に行きました。



モネ展


京都市立美術館で開催が始まった「モネ展」に行ってきました。
初日だったので、観覧者も少なく、
1点づつゆっくりと作品を見ることが出来ました。

今回の目玉作品「印象 日の出」もいろんな立ち位置からじっくりと
見ることができ、良かったです。

この作品だけは、ライティングが他の作品と違うようで、
ステンドグラスの様に絵の中から輝いていて、
画面がぬるっとしていて肌のような滑らかさを感じました。

この作品1点のみ掛けられた壁へのライティングの効果に
主催者側のこの作品への熱い想いが伝わってきました。

実は私としては、この絵よりも、「蓮」の絵が観たくて足を運んだのですが、
多くは展示されていなくて、残念でした。
何十年か前に見た、巨大な「蓮」をもう一度ぜひ見たかったのに‥…
朝、昼、夜、と描き分けた「ノートルダム大聖堂」の絵も無く••••
とても残念です。

晩年の目が不自由になってから描いた絵の方に興味が移っていきました。
緑色と赤色、強烈な補色が私の目には痛く感じられました。

彼には、彼の自慢の庭がこのように見えていたんでしょうか。
晩年に彼の心の中にどんな変化があったのか気になります。


  1. 2016/03/09(水) 21:01:38|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

京都市立芸術大学の作品展を見に行きました。

看板

自分が、想像もしていない作品を見るのは心がときめきます。

休日、京都市立芸術大学の作品展を見に行きました。
油画、日本画、版画、彫刻、染織、漆工、陶磁器、総合芸術学、構想設計、
と見所一杯の展覧会でした。

展覧会

大量の一円玉を回している洗濯機。
新聞を何百枚も張り合わせて創った柱。
アルミ板に描かれていた日本画。

等々、どの作品も、クオルティーの高さを感じます。
それが、堅苦しくなく、見る人に楽しさが伝わってきます。

京都市立美術館の歴史ある古い建物の中で若者のフレッシュな熱い想いを
見るのは、楽しいひと時でした。



  1. 2016/02/12(金) 20:35:05|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「ジョルジョ・モランディ終わりなき変奏」展を観に行きました。


モランディ

兵庫県立美術館に「ジョルジョ・モランディ終わりなき変奏」展を観に行きました。

あまり有名でないので知らない人も多いと思いますが、
20世紀イタリアを代表する画家です。

一生涯、卓上のビンや容器を描いた人と私の中でイメージしていました。

ほとんどの絵の大きさは20号ぐらいで、
50号とか100号サイズの大きな絵はありません。
大画面と彼のモチーフとは合わなかったのだと思います。

淡い画面に、ビンや容器が配列されているただそれだけの構図、
題名も「静物 (Still Life)」だけ、とてもシンプルな絵が、
美術館の壁に何十点と続いていました。

エリック・サティーの音楽を聞いているような、
色のない静かなリズムを感じました。

傾いた水平線、あやふやな形態を見ると、
セザンヌの影響を強く受けていると思いますが、
そこにはセザンヌが暮らした南フランスの暖かい色は見当たりません。

彼もまたセザンヌと同じく、ビンや容器の形態をかりて、
新しい構図を模索していたではないでしょうか。

意外に薄塗で刷毛あとがしっかり残っています。
その刷毛あとが色と共に、形を創り出しています。

モランディ01
後方に描かれている物体は黒く塗られて、前方の物体は白っぽく描かれ、
白、黒とリズミカルに繰り返されています。
ハーモニーの絵だと感じます。

水彩画には構図の模索のあとが色濃く出ている様な気がします。
年代とともに形を借りた抽象絵画の世界に入っていってます。

現代絵画を改めて見るという意味で、一度見に行かれることをお勧めします。
(おそらくあと20年近くは、この人の展覧会は日本ではないと思います。)





  1. 2016/02/06(土) 17:43:09|
  2. アート
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ