イラストレーターまえかわひろし の絵具箱

少しピントのズレた目で、日常をスケッチして行きたいと思います。

アーサー・ビナードさんの講演会を聴いてきました。


この週末、梅で有名な和歌山県みなべ町に行って来ました。

その町ふれ愛センターで行われたアーサー・ビナードさんの講演会を聴いてきました。

アーサー・ビナード
アーサー・ビナードさんは詩人で、翻訳家、エッセイストです。

ここが家だ

私が知ったのは、絵本「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」の構成・文を手がけた人だということ。
この絵本は8年前、第12回日本絵本賞を受賞しています。

彼はアメリカ生まれで、大学で文学を専攻していましたが、
英語の26文字の世界から自由になりたいとの想いから、日本語の文字の表現の多さに惹かれ日本に
来たとのことです。

今まで英語メガネで世界を見ていたのが、日本語メガネで世界を見ると、
見る世界が、ガラッと変わったと話されていました。

「言葉が変われば、世界が変わる」

その後、日本からアメリカを覗くと、今まで気になっていなかったことが、
突然目の前に現れたとのことです。

Atomic bomb(原子爆弾)は原爆が日本に投下されるまでは、
英語になかった。それまでは秘密裏に原爆を開発していたが、一般市民には全く知らせていなかった。

投下後、アメリカの新聞がこの言葉を使うようになり、
そしてあたかも昔から存在していたかのように報道されて行った。
米国民に「この戦争を早く終わらせるには原爆投下は必要だった」とプロパガンダされた。

日本にも原子爆弾の言葉はなく、「ピカ」「ピカドン」と言う言葉であった。
等々、彼が日本語の言葉への「引っかかりフック」から調べていって知ったことです。

彼の言葉に対する世界観の大きさに感心ました。

彼の言った「使う言葉で自分の立ち位置が決まる。」
心に刺さりました。





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  1. 2016/02/05(金) 08:28:31|
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